カレー系バックパッカーのブログ

世界一のカレーを求めてどこまでも

県境、国境なんか関係ねぇ!

伝説のカレーを求めタイへ

噂を聞いた


タイには世界一美味いと言われる「マッサマンカレー」という物があると


これは行くしか無いと思い、すぐに友達とタイへ向かう事になった。


中国南方航空という誰が知ってんねんっていうマイナー航空会社の飛行機に不安を感じながら日本を飛び出した。




フライトは好調で揺れも少なく快適な機内
俺の楽しみにしていた人生初の機内食タイムが来た。


「ビーフorフィッシュ?」二郎のニンニク入れますか?並の定番文句を聞けてテンションアップ 迷わずビーフ プリーズ!と即答


しばらくすると、ホカホカの小さめの弁当箱みたいな機内食がきた


見た目は学校給食みたいな感じ まずはビーフを一口、悪くない そのままご飯を口に入れると…なんということでしょう 味覚のハイジャック とんでもなく不味い


普段食べ物を不味いって思うことは少ないが、ご飯だけ異常に不味い ニチャニチャをどうやったらそこまで極めれるんやって思った。


おかずをある程度食べてギブアップ
残すのは勿体無いので友達に食べて貰った


そうこうしてる内に経由地の中国 広州へ到着
口に残るニチャニチャを洗い流そうと謎の中国茶を購入


飲んでみると、スイーツの如く甘いお茶


機内食と甘茶のダブルパンチにKO寸前まで追い詰められたが、なんとかこれは美味しいと自分を洗脳する事で完飲する事が出来た。


そこから直ぐに便を乗り継いで、無事にバンコク スワンナプーム空港へ到着


だがここで、この旅の三大トラブルを二つイッキに経験することになるとは誰も思わなかった…


続く

グッバイ荷物グッバイ飛行機

飛行機を降り、荷物引取りゾーンに向かう
空港内まだ暑くない むしろ、冷房が効き過ぎて寒いぐらいだった


日本と同じベルトコンベアの横で荷物を待つ
まず友達の荷物が来た

だが、5分6分待っても一向に流れてこない
そろそろおかしいぞと思い始める
この荷物さっきも見たやろ!とツッコミ始める
あ、無くってしまったなーと気づく 


グッバイぼくのモンベルバックパック
まさか初陣で無くなるとは…


黙ってはいられないのでインフォメーションセンターに駆け込む
バックが流れてこない事を告げると、どうやら経由地の中国で積み忘れていたらしい

翌日には届くらしいから安心してとのこと
宿の住所を教え、空港を後にした。



空港を出ると感じたことのない湿気と暑さだった
日本から着ていたウルトラライトダウンを引き裂く勢いで脱ぎ、
タクシーを捕まえカオサンロードへ直行した。

旅人の聖地カオサンロード
迷いながら1日目の宿へ到着した
長旅とグッバイリュックで疲れていたのでベットへダイブ


そして何気なくスマホをチェックしてみると、一通のメールが来ていた
確認すると、飛行機会社からだった
「欠航のお知らせ」


しかも欠航の理由は搭乗人数不足、友だち同士のドタキャンかよ!
とツッコミをさせてくれる中国南方航空さすが!と褒めたくなった


友達と相談した結果自分たちの対策は…
現実逃避
帰る間際まで忘れる事にした。


1日目にしてリュックと帰りの飛行機を無くしてしまったが、旅のテンションは恐ろしいモノでそれさえも笑えてしまう マイペンライ精神で1日目を終えた。

続く

伝説のカレー聞き取り調査

2日目の朝
バックパックは無事にホテルに届いた
これでやっと散策が出来るので、早速バンコク市内をぶらつくことにした


日本とは違う建物、匂い、人、全てが新鮮な雰囲気で、
歩いてるだけでも全く飽きない


ただ、自分の目的は伝説のカレーと言われるマッサマンカレー
  早速、情報を手に入れるために屋台などで聞き込みをした

しかし、どの屋台に聞いても「知らない」「聞いたことがない」
など有力な情報は全く手に入らなかった…


探すことに飽きてきて、だんだん観光モードに…


バンコクで一番楽しみにしていたワット アルン
 何故か工事中 逆にレアだなと思った


とりあえず尖らすのがバンコク流



バンコク中を歩き回っている内に日が暮れて、屋台で夜飯
「何も情報手に入らんかったなー」
「せやな」
適当な相づちを打つ友達 カレーに全く興味が無いようだ


聞き込みは散々だったが、自分は何故か絶対見つけれると思った。 むしろカレーの方から引き寄せられて自分の前に現れるだろうと思っていた マイペンライ!


この根拠のない自信は、リュックと帰りの飛行機を無くしてから自分達の旅の合言葉「マイペンライ」意味はタイ版「なんくるないさー」 このマイペンライ精神が完全に根付いてしまったようだ。
このゆる〜い精神で伝説のカレーを見つけることが出来るのか


続く