カレー系バックパッカーのブログ

世界一のカレーを求めてどこまでも

県境、国境なんか関係ねぇ!

看板娘のタイ語教室

アユタヤーから帰りの電車は寝てしまった
やはり象による疲れが原因だろう


バンコクに到着するというアナウンスが奇跡的に聞こえて目が覚めた
ふと窓から外を見ると、ここでも日本との違いを感じて驚いた

なんと電車が走っているにもかかわらず、人が普通に歩いている
しかもその隣では子供たちがボール遊びをしていた
日本でこんな事をすれば即、炎上するだろう
しかし、ここはマイペンライ(なんくるないさー)の国 電車の運行さえ邪魔しなければ
歩こうがボールで遊ぼうが自由なのだろう


線路の人々を見ている間に、バンコク フアランポーン駅に到着
宿は駅のすぐ横に決め、荷物を置き晩飯を探すことにした


適当に歩いてると、中華街に迷い込んだ

ここで夕飯を済ませようと考えたが、何故かどこの料理屋も満席で座れそうにない
ここで王将でもオープンしたらエゲツないほど儲かりそうだと思った


中華街は諦め、また駅の方へ
すると駅前に地元のタイ人にも人気がありそうな食堂を発見した
腹も減って疲れていたので迷わず飛び込んだ


店名はタイ語なのでわからないが、寡黙で職人っぽいダンナ 大阪のおばちゃんとタイのおばちゃんがフュージョンしたようなおばちゃん、そして16歳くらいの看板娘であろう子で店を回していた


道路まではみ出ているテーブル席に着き、料理とビールを看板娘に頼んだ
だが、看板娘はあまり愛想が良くなかった


しかし、久しぶりに歳の近い女子を見た僕らは何とか喋りたいと思い、タイチャーハンが運ばれて来た瞬間、口の中にかきこみ大声で「アロイ!!(美味い!!)」
と叫んだ
すると愛想のなかった看板娘の笑顔が見れた
それがとても嬉しく、食べるたびにアロイ!アロイ!と叫んだ
多分噛む回数より、アロイって言う方が多いくらいに


すると向こうから名前を聞かれた
僕はジョー 友だちはダイチと伝えた
看板娘は確認するために名前を呼んだ
「ジョー!」「 ダイティー!」
友だちは「ノーノー!ダ!・イ!・チ!」
看板娘は難しそうな顔をしながら
「オーケー ジョー! ダイティェ!
どうやらタイではチと発音できないようだ
友だちは少し残念そうだった


看板娘の名前はディン この名前は逆に日本人には発音しにくいらしく、僕らがディン!と呼ぶとノー!ディィン!とよく訂正させられた


その流れで僕たちはタイ語を少し教えて貰う事になった
ディンが言うタイ語をひたすらオウムの様に返す
コップンカー! コップンカー!
サワディーカー! サワディーカー!


僕たちのタイ語は相当酷いらしく、言い返すたびに爆笑されてしまった


楽しい語学教室をお開きにし、明日はカンボジアに行くけどまた来るよと伝え
宿へ向かい眠った


続く