カレー系バックパッカーのブログ

世界一のカレーを求めてどこまでも

県境、国境なんか関係ねぇ!

アユタヤーで本気のコイントス

3日目タイの古都アユタヤーへ


アユタヤーはバンコクのフワランポーン駅から電車一本で手軽に遺跡を楽しめる
人気スポットだ。



いざチケットカウンターへ
「アユタヤチケット トゥー プリーズ」
しかし、チケット売りのタイ人に何故か通じない
今度はゆっくりと強く言ってみる
「アユタヤチケット! トゥー! プリーズ!」
しかしタイ人は訳のわからないという顔をしている


今までめちゃくちゃな英語でも少しは通じていたのに、なぜか全く通じない
おかしいなと思い、ガイドブックを見てみるとアユタヤーと書いてある
ガイドブックの通り語尾を伸ばしてみた
「アユタヤーー!チケット!トゥー! プリィィーズ!!」
するとタイ人のチケット売りは少し引きながら
「アユタヤー!オッケー」
何とかチケットを購入する事ができた


日本人からすればアユタヤとアユタヤーの違いなどほぼないように感じるが、
タイ人からしたら全く違うものになってしまうらしい それがまた面白いと思った。


電車に乗る事2時間弱、古都アユタヤーに到着した
トゥクトゥクで回る予定だったので客引きをしてきたオッちゃんと交渉
最初に言ってくる、ぼったくり観光客料金をどこまで下げれるか
これは関西人の腕の見せ所である


交渉を続けるうちに値段が最初の半額辺りで動かなくなってきた
そこでコイントスゲームで値段を決めることになった 言い値半額かの大勝負

結果は見事に勝ち トゥクトゥクの料金を最初の半額まで下げる事が出来た。


木に包まれた仏像 めちゃくちゃ敬われてる像なのでこの像より頭を高くして写真を撮るとめっちゃ怒られるらしい


遺跡をバックに飛び蹴りしてみた


花売りがいっぱいいる 無料だと思って貰うと後から請求されるので注意


そして、最後に友達が像に乗りたいと日本から言っていたので、像公園に向かった
しかし、そこでは信じられない事が起こってしまったのだった…


続く

ゾウの上でカツアゲ

アユタヤーの遺跡をトゥクトゥクで一通り観光し、ゾウ公園へと向かった


ゾウ公園とは、ゾウに乗ってアユタヤーの遺跡を回れるという豪華な場所だ
トゥクトゥクから降りて、モノレールの駅のようなゾウ乗り場へ向かった


ゾウに乗る順番を待っていると、ゾウ使いとゾウがセットなのだが、
その中に1人だけクセが強過ぎるゾウ使いがいた

見た目を簡単に説明すると、清潔感を完全に失った男 なぜか1人だけ象の上でバナナを食っていて、ほかのゾウ使いにからかわれたりしていたが、全くの無視 鋼のハートも持ち合わせていた


順番待ちをしていて、あのクセの強いゾウ使いは嫌だと、スリザリンを嫌がるハリーポッターの如く2人で祈ったが、祈りは通じずクセ強ゾウ使いに当たってしまったのだった


ゾウ使いを変えてくれとも言えず、2人でゾウに乗り込む
クセ強ゾウ使いはとくに挨拶もなくひたすらバナナを食い続ける そして残ったバナナの皮をゾウに食べさせる


この人はもしかして、人と会話は出来ないがゾウと会話ができるんじゃないかと思わせるぐらいの連携プレーだ ゾウとのシンクロ率は優に100%を超えている


ゾウに乗って遺跡を回っていると、ゾウ特有の揺れが酔うことに気づいた
友だちと象酔いと名付けた


回転率を重視し過ぎて象渋滞も起こった
隣でゾウに乗ってる人と微妙に気まずかった


遺跡を眺めたり、象の背中に生えている毛を触っているとあっという間のゾウ乗り30分コースが終わろうとしていた


しかしゾウから降りるホームの近くでゾウが停止 何かと思うと,
あの喋らないクセ強ゾウ乗りが口を開いた
「300バーツ」
おいおいおい こちとら乗る前に1000バーツ払っているのに、
追加でチップまで貰おうとしやがるのか
もちろん2人揃って
「ノー!!」断固拒否だ


クセ強ゾウ使いは無視
諦めただろうと思ったが、ゾウは一向に歩かない
後に出発したゾウ達が僕らのゾウを横目に通り過ぎて行く


ゾウの上で5分、10分と時間が過ぎて行く
30分の遊覧コースがもう1時間近くになっていた
チップを払わないと、本気でゾウから降ろさなつもりのようだ
そして一定の間隔で「300パーツ」と言う、クセ強ゾウ使いにだんだん恐怖を感じてきた
何よりゾウを操って自分たちを襲ってくるのではないかと思うぐらいの異様な空気


悔しくも自分たちの敗北を認め、泣く泣く300バーツを払うことにした
クセ強ゾウ使いはニヤッと笑うとゾウを操りホームへ向かった

チップをもらったらこの笑顔である🐘


ホームへ着くと緊張感と象酔いでかなり疲れていた 
まさか人生初めてのカツアゲがゾウの上だったとは…
もうゾウは乗らなくていいなと友だちと言いながらアユタヤーを後にした


続く

看板娘のタイ語教室

アユタヤーから帰りの電車は寝てしまった
やはり象による疲れが原因だろう


バンコクに到着するというアナウンスが奇跡的に聞こえて目が覚めた
ふと窓から外を見ると、ここでも日本との違いを感じて驚いた

なんと電車が走っているにもかかわらず、人が普通に歩いている
しかもその隣では子供たちがボール遊びをしていた
日本でこんな事をすれば即、炎上するだろう
しかし、ここはマイペンライ(なんくるないさー)の国 電車の運行さえ邪魔しなければ
歩こうがボールで遊ぼうが自由なのだろう


線路の人々を見ている間に、バンコク フアランポーン駅に到着
宿は駅のすぐ横に決め、荷物を置き晩飯を探すことにした


適当に歩いてると、中華街に迷い込んだ

ここで夕飯を済ませようと考えたが、何故かどこの料理屋も満席で座れそうにない
ここで王将でもオープンしたらエゲツないほど儲かりそうだと思った


中華街は諦め、また駅の方へ
すると駅前に地元のタイ人にも人気がありそうな食堂を発見した
腹も減って疲れていたので迷わず飛び込んだ


店名はタイ語なのでわからないが、寡黙で職人っぽいダンナ 大阪のおばちゃんとタイのおばちゃんがフュージョンしたようなおばちゃん、そして16歳くらいの看板娘であろう子で店を回していた


道路まではみ出ているテーブル席に着き、料理とビールを看板娘に頼んだ
だが、看板娘はあまり愛想が良くなかった


しかし、久しぶりに歳の近い女子を見た僕らは何とか喋りたいと思い、タイチャーハンが運ばれて来た瞬間、口の中にかきこみ大声で「アロイ!!(美味い!!)」
と叫んだ
すると愛想のなかった看板娘の笑顔が見れた
それがとても嬉しく、食べるたびにアロイ!アロイ!と叫んだ
多分噛む回数より、アロイって言う方が多いくらいに


すると向こうから名前を聞かれた
僕はジョー 友だちはダイチと伝えた
看板娘は確認するために名前を呼んだ
「ジョー!」「 ダイティー!」
友だちは「ノーノー!ダ!・イ!・チ!」
看板娘は難しそうな顔をしながら
「オーケー ジョー! ダイティェ!
どうやらタイではチと発音できないようだ
友だちは少し残念そうだった


看板娘の名前はディン この名前は逆に日本人には発音しにくいらしく、僕らがディン!と呼ぶとノー!ディィン!とよく訂正させられた


その流れで僕たちはタイ語を少し教えて貰う事になった
ディンが言うタイ語をひたすらオウムの様に返す
コップンカー! コップンカー!
サワディーカー! サワディーカー!


僕たちのタイ語は相当酷いらしく、言い返すたびに爆笑されてしまった


楽しい語学教室をお開きにし、明日はカンボジアに行くけどまた来るよと伝え
宿へ向かい眠った


続く